2012/1/1
実地棚卸とは、棚卸資産(在庫)について、現物をカウントし、帳簿上の数量と照合する手続をいいます。
実地棚卸では、帳簿に計上された棚卸資産(在庫)が実在すること、現物がもれなく帳簿に計上されていることの確認のほか、棚卸資産(在庫)の現況を把握し、評価額が妥当かどうかを確認するためにも行われます。
実地棚卸は、普段、棚卸資産(在庫)を管理している部署とは別な部署が実施、または立ち会うことにより、牽制機能を働かせることができます。
効果的、効率的な実地棚卸のためには、棚卸実施要領、ロケーションマップの作成など準備をしっかりと行い、実施結果は所定の棚卸結果報告書にまとめて報告する体制を整える必要があります。