2012/1/1
棚卸資産回転率とは、売上高(又は売上原価)に対する棚卸資産残高の割合で示される財務分析指標の一つです。
棚卸資産回転率(%)=売上高(又は売上原価)÷{(棚卸資産期首残高+棚卸資産期末残高)/2}×100
棚卸資産回転率は、在庫回転率ともいわれ、在庫水準の効率性を示します。 在庫には資金が投下されており、保有量が多ければそれだけ保管料等のランニングコストも発生しますので、棚卸資産回転率が大きければ大きいほど、少ない在庫水準で効率的に売上を獲得していることを意味します。
ただし、一方において、過度に高い棚卸資産回転率は、在庫切れによる機会損失を生む危険もあり、一概に棚卸資産回転率が高ければ高いほどよいとは言えません。