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2012/1/1

株価算定

株価算定とは

株価算定とは、株式会社の株式価値を算定(評価)することをいいます。
株価算定は、企業の買収や合併、MBO、TOB、株式の相続などさまざまな局面で行われます。

株価算定手法

株価算定手法には多様なものがありますが、一般的にはインカム・アプローチ、マーケット・アプローチ、ネットアセット・アプローチの3つに分類されます。
これらの評価方法のうち、どの方法を用いるかによって株価算定結果は異なるため、評価の目的、評価対象会社を取り巻く環境、それぞれの評価アプローチが持つ特徴、業種的な特性、その他各種要素に鑑みながら、最も適切な評価方法を選択適用する必要があります。
評価対象会社が非上場会社であるとした場合の、それぞれの評価手法の特徴は以下の通りです。

インカム・アプローチ

インカム・アプローチは評価対象会社から期待される利益、または、キャッシュ・フローに基づいて株式価値を評価する方法です。
一般的に将来の収益獲得能力を価値に反映させやすいアプローチといわれ、また、評価対象会社独自の収益性等をもとに価値を測定することから、評価対象会社が持つ固有の価値を示すといわれます。
インカム・アプローチは一般的に動態的な評価アプローチであるといわれています。

ネットアセット・アプローチ

ネットアセット・アプローチは、主として評価対象会社の貸借対照表上の純資産に注目したアプローチです。
一般的に会社の貸借対照表を基に評価することから、静態的な評価アプローチであるといわれています。

マーケット・アプローチ

マーケット・アプローチは上場している同業他社や類似取引事例など、類似する会社、事業、ないし取引事例と比較することによって相対的に価値を評価するアプローチです。
一般的に比較対象とした上場会社の株価や取引事例は、その会社や事業の将来価値も含めた継続価値と考えられています。

郡司公認会計士事務所

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